一口馬主の年間コストはいくら?
6クラブ・複数頭出資の実費を全公開
「一口馬主って実際年間いくらかかるの?」
一口馬主を始める前に一番気になるのが、トータルの費用感ではないでしょうか。ウェブで調べると「1頭あたり月数千円〜」という情報は出てきますが、複数頭・複数クラブに出資した場合の年間トータルってなかなか出てこないですよね。
この記事では、現在6クラブ・40頭に出資している筆者が、実際にかかっている年間コストを全部公開します。
まず前提として、一口馬主の費用は大きく3種類に分かれます。
| 費用の種類 | 内容 | 発生タイミング |
|---|---|---|
| 競走馬出資金 | 馬代金の分割払い | 入会〜デビューまで数回 |
| 月次維持費 | 預託料・保険料など | 毎月 |
| 月会費・年会費 | クラブの会員費 | 毎月または年1回 |
この3つが合算されて毎月の請求が来ます。「維持費は安い」と思って入っても、新馬の出資金が重なる月は支払いが一気に膨らむので注意が必要です。
現在の出資状況はこうです。
| クラブ | 主な特徴 | 出資スタイル |
|---|---|---|
| ノルマンディーOC | 400口・コスパ重視 | 複数頭 |
| 広尾サラブレッド倶楽部 | 2000〜3000口・少額から | 複数頭 |
| YGGオーナーズクラブ | 小規模クラブ | 数頭 |
| サラブレッドクラブライオン | 中規模クラブ | 数頭 |
| DMMバヌーシー | 2000口・アプリ充実 | 数頭 |
| ユニオンオーナーズクラブ | 老舗クラブ | 数頭 |
合計40頭という、客観的に見ても「やりすぎ」な規模感です笑。
2月の全6クラブの請求・分配実績はこうです。
| クラブ | 請求額 | 分配金 | 差引 |
|---|---|---|---|
| ノルマンディー | 33,424円 | 48,004円 | +14,580円 |
| 広尾サラブレッド | 29,100円 | 332円 | ▲28,768円 |
| YGG | 6,880円 | 6,093円 | ▲787円 |
| ライオン | 39,244円 | 1,758円 | ▲37,486円 |
| DMMバヌーシー | 8,300円 | 1,459円 | ▲6,841円 |
| ユニオン | 45,769円 | 0円 | ▲45,769円 |
| 合計 | 162,717円 | 57,646円 | ▲105,071円 |
ライオン・ユニオンで新馬の競走馬出資金が重なったのが大きな要因です。毎月これだけかかるわけではなく、出資金の支払いが落ち着いた月は3〜5万円台に収まることも多いです。
クラブ・口数によって差はありますが、目安はこうです。
| 費用項目 | 目安(1頭あたり) |
|---|---|
| 競走馬出資金 | 3〜30万円(馬の価格・口数による) |
| 月次維持費 | 800〜3,000円/月 |
| 月会費(クラブ全体) | 770〜3,300円/月 |
| 年間維持費合計(維持費のみ) | 約1〜3万円/頭 |
3年以上出資してきた経験から、コストが想定外に膨らみやすいケースをまとめます。
-
1
新馬出資金が複数頭重なる 募集シーズンは春〜夏に集中するため、複数頭に出資すると翌年春〜秋にかけて出資金の支払いが集中します。筆者の2月がまさにこのパターンでした。
-
2
クラブを増やして固定費が膨らむ 各クラブに月会費がかかるため、クラブ数が増えると会費だけで月5,000〜1万円以上になります。6クラブでの月会費合計はなかなかの金額です。
-
3
走らない馬の維持費が長期化する 未勝利のまま3歳秋まで走り続ける馬の場合、2年近く維持費だけ払い続けることになります。分配金がほぼゼロのまま維持費が積み上がるのが一番きつい状況です。
正直に言います。筆者の出資成績はこうです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 償却済み出資金(馬代金) | 43.3万円 |
| 控除前配当金(分配金合計) | 63.6万円 |
| 回収率 | 146.9% |
これはすでに引退した馬の馬代金だけに対する回収率です。月々の維持費や会費を含めると話は変わります。維持費・会費も全部足したトータルのキャッシュフローは当然マイナスです。
一口馬主は「馬代金を回収できれば上出来」という趣味。維持費まで全部回収しようとするのは現実的ではないと3年かけて学びました。
実体験から導き出した鉄則です。
-
1
月々の予算上限を先に決める 「いくら使っていいか」を先に決めてから頭数・クラブを選びましょう。「気づいたら40頭」になると固定費がえらいことになります笑。
-
2
新馬出資は時期を分散させる 春の募集に集中して出資すると、翌年の出資金支払いが一気に重なります。春・秋の両シーズンに分けて出資すると月々のキャッシュフローが安定します。
-
3
撤退ラインを決めておく 「この馬が未勝利で引退したらこのクラブはやめる」という基準を持っておくと、ずるずる頭数が増えるのを防げます。
| 項目 | 実態 |
|---|---|
| 1頭だけなら年間コスト | 3〜5万円が目安 |
| 複数頭になると | 頭数×維持費+クラブ会費が積み上がる |
| 新馬出資金の重なる月 | 10万円超えも珍しくない |
| 回収率のリアル | 馬代のみ146.9%・維持費込みはマイナス |
一口馬主は「安く始められる」のは本当ですが、楽しくて気づいたら頭数が増えていくという構造上、年間コストは青天井になりやすいです。予算管理さえしっかりすれば月1〜2頭なら十分楽しめる趣味です。


コメント