「自分の出資馬だけ全然勝てない」
一口馬主をやっていれば、必ず一度はこの状況に陥ります。クラブ全体は好調なのに、自分の馬だけ勝てない。Xを開けば他の会員の馬が勝った報告が流れてくる。近況報告を読むのが怖くなってくる。
この記事を書いている筆者(社畜TK)は現在50連敗中です。
リアルな体験をもとに、連敗期のメンタル管理と乗り越え方を書きます。
一口馬主の連敗期は「普通」のこと
まず大前提として、一口馬主で連敗が続くのは珍しいことではありません。
競走馬が1勝できる確率は、その馬が出走するレース数の中でごくわずかです。未勝利戦だけを考えても、勝ち上がれずに引退する馬は世代の半数以上存在します。
さらに複数頭に出資していると、「自分の馬が出走するたびに着外」という状況が積み重なりやすくなります。1頭ずつの勝率は低くても、出走回数が多いほど連敗の数字は積み上がっていきます。
連敗は運不運ではなく、確率の問題です。
連敗期に起こるメンタルの変化
実体験から、連敗が続くと以下のような心理的変化が起きます。
| 連敗数 | メンタルの状態 |
|---|---|
| 〜10連敗 | 「まあ競馬だし。次があるさ」と楽観的 |
| 11〜25連敗 | 「そろそろ勝ってほしい……」と期待と不安が混在 |
| 26〜40連敗 | 近況報告を読むのが少し怖くなってくる |
| 41連敗〜 | 「もう笑うしかない」と吹っ切れる境地に |
面白いことに、連敗が長くなればなるほど逆に吹っ切れて楽になる瞬間があります。50連敗まで来ると、むしろ「51連敗目のレース、どんな馬かな」という前向きな気持ちになってきます。
連敗期に陥りやすい「悪循環」
連敗期に注意したいのは、メンタルの悪化が判断力を鈍らせる悪循環です。
① 近況報告を読まなくなる 「どうせまた着外だろう」という気持ちから、近況報告の確認がおっくうになります。でもこれをやると、一口馬主の楽しみの大半を失います。
② 新馬出資の判断が感情的になる 連敗が続くと「次こそは」と焦って、冷静な判断ができないまま出資してしまうことがあります。連敗期こそ、新馬の選び方は慎重に。
③ SNSを見るのが辛くなる 他の会員の馬が勝った報告を見るたびに「なんで自分の馬は……」となります。これが一番きつい。
連敗期の乗り越え方・5つの方法
① 「結果」より「過程」を楽しむ視点に切り替える
一口馬主の楽しみは、レースの結果だけではありません。
- 毎週の近況報告を読む時間
- 調教映像で馬の成長を確認する楽しみ
- レース当日の緊張感
- 出資馬に関わる全てのストーリー
着外でも「今日は良い走りをしてくれた」「距離を変えたら変わりそう」という見方ができると、連敗期でも楽しめます。結果だけを見ていると辛くなります。
② 収支は「月単位」ではなく「年単位」で見る
月単位で収支を見ると、連敗が続いた月はひたすらマイナスです。でも年単位で見ると、年次分配が入る月・複数頭が活躍する月などで収支が大きく変動します。
筆者の場合、連敗が続いている中でも**フォルテムという馬が3勝・回収率459%**を達成してくれています。1頭の活躍が、他の連敗分をある程度カバーしてくれます。
短い期間の収支だけで判断せず、長い目で見ることが連敗期のメンタル管理の基本です。
③ 「1頭でも当たれば十分」の考え方を持つ
複数頭に出資していれば、全頭が勝ち上がる必要はありません。
数頭に1頭でも活躍馬が出れば、他の馬のコストをカバーできます。これは分散出資の本来の考え方です。
全頭に勝ちを求めると必ず辛くなります。「この中の1頭でも面白いことになれば」という緩い期待値設定が、長く楽しむコツです。
④ 出資馬の「成長」を追いかける楽しみを持つ
勝てなくても、馬は成長します。
2歳でデビューした馬が、3歳・4歳と使い込まれる中で徐々に力をつけていく。その過程を追いかけることが一口馬主の醍醐味のひとつです。
「この馬はいつか変わる気がする」という根拠のない期待が、不思議と連敗期を乗り越えさせてくれます。
⑤ 同じクラブの会員と繋がる
一口馬主のSNSコミュニティには、同じように連敗している人がたくさんいます。
「自分だけじゃない」という感覚が、孤独な連敗期を和らげてくれます。Xで「#一口馬主」タグを追いかけると、同じ境遇の人たちの投稿が見つかります。
他の会員が勝った報告を見て辛くなることもありますが、「連敗中です笑」という正直な投稿への共感も多いです。
連敗期に見直したい出資スタイル
連敗期は、今の出資スタイルを見直すチャンスでもあります。
血統・厩舎の選び方を見直す これまでの出資馬の傾向を振り返ると、「こういう馬が走らなかった」というパターンが見えてくることがあります。
頭数の多さを見直す 頭数が多すぎると、管理も感情も分散して1頭1頭への関心が薄くなります。連敗が続いているなら、頭数を絞って1頭をじっくり応援するスタイルに変えるのも手です。
クラブの見直し クラブ全体が好調なのに自分の馬だけ勝てない場合は、選馬眼の問題かもしれません。血統・厩舎・馬代金の判断基準を改めて整理してみましょう。
それでも一口馬主をやめない理由
50連敗中でも筆者がやめない理由はシンプルです。
やめなければ、51連敗のその先がある。
一口馬主で連敗期を経験した人が「あのとき諦めずにいて良かった」と言える瞬間は、必ず来ます。
フォルテムも、最初から回収率459%だったわけではありません。最初の1勝を掴むまでの過程があって、そこを一緒に歩んできたから今の喜びがあります。
連敗期は、その喜びをより大きくするための時間です。
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 連敗は確率の問題 | 一口馬主の連敗は普通のこと |
| 悪循環に注意 | 近況報告を読まない・感情的な出資は避ける |
| 結果より過程 | レース以外の楽しみに目を向ける |
| 収支は年単位で | 短期で判断しない |
| 1頭でも十分 | 全頭の勝利を求めない |
一口馬主の連敗期は、誰もが通る道です。大事なのは、その期間をどう楽しむかです。
連敗中のリアルな気持ちはnoteにも書いています。
👉 50連敗中です。それでもやめません。 👉 一口馬主は儲からない?3年の実データで正直に答える 👉 一口馬主クラブ比較ランキング
本記事は筆者(社畜TK)の実体験に基づいています。競走馬への出資はリスクを伴います。予算の範囲内で楽しみましょう。
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