東京サラブレッドクラブの2026年度募集は、先行募集を終え、通常募集へ移行しました。
通常募集は実質的に先着順です。
気になっていた馬が満口になり、「残っている馬の中から早く選ばなければ」と焦っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、満口になった馬が必ず走るわけではありません。
反対に、今も募集中だからといって、能力が低いとも限りません。
そこで今回は、すでに満口となった20頭を評価対象から除外し、2026年7月16日時点で申し込める残口馬だけをあらためて見直しました。
写真、測尺、馬体重の推移、血統、母の産駒実績、厩舎、募集価格を比較し、「今からでも出資する理由がある馬」を探しています。
この記事では、残口馬の中から特に気になった3頭と、募集馬を選ぶ際に重視したポイントを無料で紹介します。
全21頭の順位、上位10頭の詳細診断、予算別の組み合わせについては、有料noteで公開しています。
※募集状況は随時変わります。申し込み前には、必ず東京サラブレッドクラブ公式サイトで最新情報を確認してください。
東サラ2026年募集における私の出資状況
まず、私自身の2026年度募集における出資状況を簡単に紹介します。
先行募集では、本命だったNo.7 レッドルレーヴの25へ申し込みましたが、残念ながら落選しました。
その後、通常募集でNo.4 ソラリアの25へ出資。
さらに、今回の残口馬再診断を経て、No.34 エバーブロッサムの25にも出資しています。
ただし、この記事では自分が出資した馬を無理に1位へ持ち上げることはしていません。
募集馬全体で見た期待値と、自分の手持ち、予算、好みに合わせた実際の出資判断は別物だからです。
すでに同じ父の産駒を持っている場合や、牡馬・牝馬のバランスを考えたい場合、他クラブの募集を控えている場合では、選ぶべき馬も変わります。
「良い馬」と「自分が出資する馬」を分けて考えることも、一口馬主では重要だと感じています。
満口20頭を除外して残口馬を再評価
2026年7月16日時点で募集終了となっていたのは、以下の20頭です。
No.1、3、4、7、10、12、13、14、15、18、19、20、23、27、28、30、31、33、38、40
今回は、これらの満口馬をランキングや評価対象には含めていません。
すでに申し込めない馬を含めて順位を作っても、今から出資を検討する人にとっては使いにくいからです。
現在申し込める馬だけを比較し、勝ち上がり、価格、適性、将来性のバランスを考えました。
今回の評価で重視したポイント
今回の診断では、主に以下の項目を確認しています。
馬体写真と全体のバランス
横から見た体のつながり、前後のバランス、胴の長さ、トモの容量などを確認しました。
筋肉量が多いから高評価、小柄だから低評価と単純には判断していません。
血統や性別、想定される適性に対して、馬体が合っているかを重視しています。
6月測尺と7月馬体重の変化
1歳馬は成長途中です。
そのため、6月時点の数字だけでなく、7月にどれだけ馬体重が増減したかも確認しました。
ただし、1カ月で大きく増えたからといって、そのまま能力上昇とは判断できません。
成長による増加なのか、計測条件や体調による変化なのかは、その後の更新も含めて確認する必要があります。
母の産駒実績
母自身の現役成績だけでなく、繁殖牝馬として結果を残しているかを重視しました。
母が未勝利でも、産駒が複数勝ち上がっているなら高く評価できます。
反対に、母がG1馬でも、産駒実績がまだ分からない場合は、血統の華やかさと繁殖能力を分けて考えています。
募集価格とのバランス
能力が高そうでも、一口価格が高ければ回収のハードルも上がります。
総額6,000万円を超える馬は、数勝するだけでは募集価格を回収できません。
重賞級まで進む可能性をどこまで見込めるかが重要になります。
一方、一口3万円から6万円程度の馬なら、中央で勝ち上がり、複数回好走するだけでも回収率は大きく変わります。
今回は、単純な能力順位ではなく、価格を含めた期待値を重視しました。
東サラ2026残口馬の注目1位|ペイフォワードの25
残口馬の中で、コストパフォーマンスを最も高く評価したのが、No.8 ペイフォワードの25です。
父ナダル、母父ディープインパクトの牝馬で、募集総額は1,200万円。一口価格は3万円です。
最大の魅力は、母の産駒実績と募集価格のバランスです。
母ペイフォワード自身は現役時に勝ち上がれませんでしたが、既出走産駒はマサハヤウォルズが2勝、ベネスピラが1勝、レッドリガーレが1勝。
現時点で出走した3頭が、すべてJRAで勝ち上がっています。
一口馬主で最初の1勝を重視する場合、母の産駒が継続して勝ち上がっている点は非常に大きな材料です。
父ナダルも、芝よりダートで良さが出ている種牡馬です。
本馬も、芝のクラシック路線というより、ダートで着実に勝ち上がるタイプとして評価しています。
6月時点の馬体重は403kg、7月は413kg。
4月20日生まれの牝馬であることを考えれば、現時点で極端に小さすぎるとは感じません。
管囲も20.1cmあり、今後の成長次第では十分に競走馬として形になってくる可能性があります。
派手な血統や高額馬ではありませんが、一口3万円で母の既出走産駒が全頭勝ち上がっているナダル産駒へ出資できる点は魅力です。
大物候補というより、勝ち上がりと回収期待を狙う馬として注目しています。
東サラ2026残口馬の注目2位|エバーブロッサムの25
総合バランスを高く評価したのが、No.34 エバーブロッサムの25です。
父パレスマリス、母父ディープインパクトの牝馬で、募集総額は2,400万円。一口価格は6万円です。
母エバーブロッサムは、オークス2着、フローラステークス2着、フラワーカップ2着の実績馬です。
産駒からも、パーディシャー、エバーハンティング、グレーヌドジョワなどの中央勝ち馬が出ています。
母が現役時に活躍しただけでなく、繁殖牝馬としても一定の結果を残している点は安心材料です。
6月時点の馬体重は414kgでしたが、7月には446kgまで増加しました。
1カ月で32kg増えており、今回の更新で評価を大きく上げた馬の1頭です。
ただし、短期間の馬体重増加をそのまま成長や能力上昇と判断するのは危険です。
今後、増えた体重が筋肉や骨格の成長として定着していくかは確認する必要があります。
母の実績、血統、社台ファーム生産・育成予定、栗東の辻野泰之厩舎、一口6万円という条件を考えると、価格と期待値のバランスは良好です。
私は今回、この馬へ実際に出資しました。
芝中距離路線を意識でき、血統と価格のバランスを重視したい人には、候補に入れやすい馬だと思います。
東サラ2026残口馬の注目3位|レッドクラウディアの25
残口馬から牡馬を1頭選ぶなら、No.17 レッドクラウディアの25を上位に評価します。
父モーニン、母父アグネスタキオンの牡馬で、募集総額は2,400万円。一口価格は6万円です。
母レッドクラウディアは、クイーン賞を勝ったダート重賞馬です。
産駒からも、レッドロムルス、ルージュシェノン、ルージュイストリア、ビアンケット、ルージュビバーチェなど、中央または地方の勝ち馬が出ています。
母のダート適性が、産駒にも比較的分かりやすく伝わっている点が魅力です。
父モーニンもダート型の種牡馬で、本馬の狙う路線は明確です。
6月時点で448kg、7月は459kg。
胸囲177cm、管囲20cmと、ダート牡馬として使いやすそうな馬格があります。
芝の切れ味勝負を期待する配合ではありませんが、早い時期からダートで使い、中央での勝ち上がりや複数勝利を狙う馬としては面白い存在です。
懸念点としては、写真上で前肢の向きを動画でも確認したいことと、芝のクラシック路線を狙うタイプではないことが挙げられます。
それでも、一口6万円の牡馬で、母の産駒実績とダート適性がはっきりしている点は評価できます。
まず1勝し、できるだけ長く競走生活を楽しみたい人向けの候補です。
高額馬は能力だけでなく回収ラインも考えたい
残口馬の中には、父キタサンブラック、母が海外G1馬、ノーザンファーム生産・育成予定、有力厩舎という豪華な条件を持つ馬もいます。
能力の上限だけで考えれば、安価な募集馬より高く評価できる馬もいます。
しかし、一口価格が15万円を超える馬は、出資金を回収するハードルも大きく上がります。
1勝や2勝では、維持費を含めると十分な回収には届きません。
重賞級まで進む可能性をどこまで信じられるかが重要です。
一方で、一口3万円から6万円の馬を複数頭持つ場合は、適性や性別を分散できます。
1頭が未勝利でも、別の馬が複数勝利すれば全体の収支を補える可能性があります。
高額馬へ1頭集中するか、低価格帯へ分散するかは、どちらが正解というものではありません。
大物への夢を優先するのか、勝ち上がりと回収率を重視するのかで判断は変わります。
ランキング上位馬をすべて買う必要はない
募集馬ランキングを作ると、上位馬をすべて申し込みたくなることがあります。
しかし、一口馬主では、馬の評価だけで出資を決めると予算が膨らみやすくなります。
特に複数クラブへ入会している場合は、次の募集時期や月会費まで含めて考える必要があります。
確認したいのは、主に以下の点です。
・すでに持っている父や血統との重複
・牡馬と牝馬の頭数バランス
・芝馬とダート馬の適性分散
・同じ1歳世代へ使える年間予算
・今後予定されている他クラブの募集
・クラブ数と毎月の固定費
私自身、東サラではすでにソラリアの25とエバーブロッサムの25へ出資しています。
残口馬のコストパフォーマンス1位はペイフォワードの25と判断していますが、1位だから必ず追加出資するわけではありません。
今後はシルク・ホースクラブなど、別クラブの募集も控えています。
同じ1歳世代へ資金を入れすぎず、予算を残しておくことも重要です。
東サラ2026残口馬の無料版まとめ
今回、満口20頭を除外して残口馬を再評価した結果、無料版で紹介する注目馬は以下の3頭です。
勝ち上がりとコスパ重視
No.8 ペイフォワードの25
一口3万円で、母の既出走産駒3頭がすべてJRAで勝ち上がっています。
父ナダルのダート適性も含め、派手さより実利を狙うタイプです。
芝の夢と総合バランス
No.34 エバーブロッサムの25
母はオークス2着馬で、産駒からも中央勝ち馬が出ています。
馬体重の増加、血統、価格、育成先のバランスを評価し、私は実際に出資しました。
ダート牡馬でまず1勝
No.17 レッドクラウディアの25
母の産駒実績とダート適性が明確で、459kgの馬格もあります。
中央での勝ち上がりと、できるだけ長く楽しめる可能性を重視する人向けです。
残っている馬から無理に選ぶ必要はありません。
「今申し込めるから」ではなく、「今からでも出資する理由があるか」を考えることが大切です。
全21頭のランキングと詳細診断はnoteで公開
今回の有料noteでは、募集中21頭をすべて順位付けしています。
有料部分では、以下の内容を公開しています。
・募集中21頭の完全ランキング
・上位10頭の詳しい長所と懸念点
・11位以下を見送った理由
・勝ち上がり重視、芝、ダート、コスパ別の推奨馬
・予算9万円、12万5,000円、17万円で組む場合の候補
・私が実際に出資した馬
・高評価馬でも追加出資を止めた理由
募集馬の評価だけでなく、実際の予算や手持ちに合わせて、どの馬を選ぶべきかまでまとめました。
東サラ2026年度募集で追加出資を検討している人は、参考にしてもらえればと思います。
【東サラ2026・募集中21頭の完全ランキングはこちら】
https://note.com/tk19life/n/nd66365963d22
今後も出資馬の答え合わせを続けます
募集時にどれだけ高く評価しても、本当に正しかったかが分かるのは数年後です。
このブログでは、今回選んだ馬の育成状況、デビュー、レース結果、回収率まで継続して公開していきます。
募集馬診断を出して終わりではなく、実際に走った結果まで追いかけることで、次回以降の出資判断にもつなげていきます。
東サラだけでなく、ノルマンディー、ユニオン、シルクなどの募集馬考察や、出資馬のレース結果、一口馬主のリアルな収支も更新しています。
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※本記事は2026年7月16日時点の情報をもとに作成しています。募集状況、馬体重、健康状態、予定厩舎、育成先などは変更される場合があります。出資判断は、必ずクラブ公式の最新情報と契約締結前交付書面を確認したうえで、ご自身の責任で行ってください。
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